Sekai In Futon
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こちらの診断メーカーの診断結果を元に作成したSSSになります。
お題とキャラ名は最後に記載。
先輩はよく耳を触る。というより、先輩の形の良い耳に光るピアスを触る。俺はそれがあまり気に入らなかった。碧と紫のピアス。それは一体誰の瞳の色なのか。
そのピアスを外して。俺の瞳の色にして。なんて、言えたらどれだけいいだろう。
ベッドの脇に置かれたピアスを眺め、俺は小さく溜息をついた。
その色は誰の色?/須桜神楽×暁時雨(学戦)
『寂しいなんて言えない』そう画面の中で言う女優を見ながらふと思ったことを口に出す。
「ケイって俺と会えなかったら寂しい?」
「別に」
だよな〜と言いかけたところで、俺の方を向くことなく再びケイは口を開いた。
「でも物足りないな、とは思う」
同じこと考えてんのな、と俺は笑った。
寂しいなんて言えない/西村淳×東雲慶一(現パロ)
「自分のものには名前を書いておこうね」子供を連れた母がそう言っていたことを思い出し、僕は適当なペンを手に取った。向かう先は昼寝中の夕莉だ。起こさないようにシャツを捲り上げて、というところで
「……何してるんだ……?」
起きてしまった。素直に白状しよう。
「自分のに名前書いてるとこ」
自分のモノには名前を書きましょう。/久里浜夕莉×六郷奏海(学戦)
「慶一ぃ〜お兄ちゃんを慰めて〜」
およよ、と泣き真似をしながら兄貴は俺に抱きついてきた。一体何、と聞くと「デートしようと思ったら予定入っちゃって〜。」
そうか、と思い特に慰める気もなくコップを取り出そうとすると体を掴まれる。
「慶一!俺の話きいて!」
あぁもう!めんどくさいな!
慰めてよ/東雲慶一、東雲雨音(現パロ)
俺は雨音さんが嫌いだ。憎い。消えてしまえばいいとさえ思っている。
慶一を束縛してやまないアイツは今日も悠々と幸せそうに生きている。何度純白の銃の引金を引きたかったか。でもそうしてしまえば、慶一は一生幸せになれない。
分かってる。……俺じゃ無理なことは分かってるんだ。
結論はとうに出ている/暁時雨、西村淳(学戦)
陽の当たる縁側で兄貴と2人で並んでいた。兄貴の膝の上には猫がいて、気持ちよさそうに寝てる。暖かい布団みたいな空気が俺を包んでいた。あれ、兄貴、少し背縮んだ?なんて思ったところでふっと目が覚めてしまった。時計は4時を指している。続きを望むくらいは許されるだろう。ゆっくりと瞼を閉じた。
いつかの夢の続き/東雲慶一、東雲雨音(学戦)
グラグラと全てが崩れそうな夜も、憂鬱な朝も、俺は生きてきた。
殺したくなるほど大嫌いなアイツを探して、ケイの背中を押してもらう為に。ケイの幸せの為に。
擦り切れてほんの僅かに残った心は悲鳴だってあげる気にならないみたいだ。
なぁ、いい加減、俺も見てくれよ。なんて思ったところで。
こっち見てよ/西村淳×東雲慶一(学戦)
他人との距離の掴み方はわかってる。近すぎず、遠すぎず。その丁度いい距離を探すのは結構得意な方。でも。俺は他人を遠ざけることにした。『暁時雨』を作って頑丈な殻の中に閉じ篭って。
こんな所まで来たのに守りに徹した。何も変わらないのはわかってる。けど、今はもう少しだけ自分を守らせて。
距離のつかみ方/東雲雨音(学戦)
①ケイが何か言いたそうに口をはくはくさせているのが見えて、思い切り腰を振りたくなるのを堪え律動を少し弱めた。もう少しでイきそうだから辛いんだけど。
「ッどした?」
「わッ、るい、お前の……っ、アイス、食べちゃった……。」
……お前今それいうの?
②頭がバカになりそうな快感の中。何かが引っかかっていた。濁流にのまれないように必死に頭をまわす。なんだったっけ。コップの中の氷がふと目に入った。……あ、そうだ。思い出した。
「わッ、るい、お前の……っ、アイス、食べちゃった……。」
もうイきそうだった淳のが少し萎えたのが面白かった。
……それを、いま言う?/西村淳×東雲慶一(現パロ)